病院の談話室にて

 とある用事で病院に行った。そして病院の談話室でテレビを見ていた。アルパークで行われる北海道物産展の紹介をやっていた。

 そこへ爺さんがやって来て、リモコンをいじって番組を変えた。特に見たい番組があるわけでもなく、いわゆるザッピングを始めたのである。談話室には数名の人間がいたが、彼らにはおかまいなし。やがて、爺さんは韓流ドラマを見始めた。

 そういえば、病院に行くためにJRに乗ったわけだが(今日も車両故障で遅れた。この前は信号故障)、電車の中でブラジル人(日系人と黒人)がでかい声で話していた。ブラジル人って私の知る範囲では、イヤホンから漏れるくらいの大きな音で音楽を聴き、難聴気味なので声がでかい。足は靴ごと前の座席に投げ出すのが彼らの流儀である。

 こんなのを見ると、移民政策に反対したくなる。といっても、過去には日本人の方がブラジルに移民したわけであるが。

 ちょっと思ったのだが、宮島に行く外国人を電車の中でよく見る中で、ロシア人の行動は日本人に酷似していると思う。ベビーカーの収め方とか、席に座った子供の振る舞いとか、お年寄りが近くに立ったら席を譲ったりとか。

 まあ、あれだな。私の場合、怒ったりすると体に悪いので、この世はそれなりに美しいという新年のもと、「明けましておめでとうございます」。ではなくて、信念のもと、ふんわりと生きていこうと思います。