広島弁で「届く」ことを「たう」という。手や足、あるいは手に持った棒などが何かに届く時に「たう」といい、手紙や荷物の場合は使わない。いや、物干し竿も「たう」というなあ。届く先が具体的な物体である時の表現なのかも知れない。
まあ、それはいいのだが、STU48の今村美月がshowroomで「たう」の過去形を「たった」といっていた。これが私には不思議であった。「とうた」ではないのか? 職場で隣の人に尋ねたらやっぱり「たった」だという。
これ、どうやら両方正解のようである。「会う」だって「会った」「おうた」両方いうではないか。「おうた」は方言だが、「たう」がそもそも方言だ。