読んでいる本

 私は読んでいる本に影響される。強い影響ではなく、日常の気分のようなものが左右されるのだ。つげ義春の漫画を立て続けに読んだ時は、何となく暗くて重い気分だった。今は「ハチミツとクローバー」を読んでいるので、切ない気分が続く。

 それだと困るので、毎日「吾輩は猫である」も読んでいる。これでようやくバランスが取れる。

 ところで、読むと底抜けに明るくなれる本なんて、あるのだろうか?