肌の色の認識

 金曜日の夜、バスを待っていたら向こうから黒いヘッドホンが歩いて来た。よく見たら、ヘッドホンをした黒人男性だった。

 黒人男性の肌の色は黒いので、夜は目立たない。でも、ヘッドホンだって彼の肌の色とは違うけれども黒は黒なのだ。

 たぶん、私の脳は人間の肌の色はこんなもの、だと思っていて、暗い場所だと黒人の肌の色を認識しないのだと思われる。一方、ヘッドホンはだいたい黒だと思っているため、認識できたのだ。

 そういえばこんなこともあった。夜中、向こうから腕を後ろに組んで歩いて来る人が見えた。しかし、腕の組み方が何だか不自然なので、私はつい凝視した。季節は夏、相手は半袖のポロシャツである。

 その人は両腕がなかったのだ。あまりにもじろじろ見たので、気づいた瞬間から目を伏せた。

 

「たった」か、「とうた」か

 広島弁で「届く」ことを「たう」という。手や足、あるいは手に持った棒などが何かに届く時に「たう」といい、手紙や荷物の場合は使わない。いや、物干し竿も「たう」というなあ。届く先が具体的な物体である時の表現なのかも知れない。

 まあ、それはいいのだが、STU48今村美月showroomで「たう」の過去形を「たった」といっていた。これが私には不思議であった。「とうた」ではないのか? 職場で隣の人に尋ねたらやっぱり「たった」だという。

 これ、どうやら両方正解のようである。「会う」だって「会った」「おうた」両方いうではないか。「おうた」は方言だが、「たう」がそもそも方言だ。

 

今日あったいやなこと

 今日、ゲバントホールにSTU48の陸上公演を見に行った。

 左隣の席の男が振りコピか何か知らないけど、歌を聞きながら踊っていた。はっきり言って迷惑である。右隣が空いていたので、じりじりとそちらによけていったのだが、そうしたら男もさらに寄ってくる。

 そこで帰ってしまうべきだったのだ。

 アンコールも終わり、あとはお見送り、という段階で、男の足が私に当たった。

 「すみません」と男は言う。私は思わず、 「何回当たったら気が済むんですか」と皮肉を言った。

 まあ、それだけの話である。

 明日は京セラドームで握手会。気が重い。もうヲタ卒した方がいいのかもしれない。次の趣味は「辞書を端から覚える」ことである。もちろん言ってみただけである。

 

DUO 3.0

 十年以上前にDUOを買って事実上ほっとらかし。CDも買ったので、「いつかやろう」と思って捨てずに歳月ばかり流れた。

 昨年の十月にTOEICに申し込み、頑張って読み始める。なかなかいい。八年前395だったスコアが495に伸びた。

 先日、ブックオフで2016年に発行されたDUOが売られていたので、つい購入した。前のはろくに勉強しなかったくせに、かなりボロボロになっていたからだ。

 新しい方がボロボロになる頃には、きっと700ぐらいは行っているだろう。

 

会いにいけるAV嬢

 広島のソープランドのWebページを見ていたら、「会いに行けるAV嬢」という人がいて、「20日から出勤」とあった。どうせマイナーなAV嬢だろうと思っていたが、私が見ている有料のサイトにも作品があったので、まったくの無名というわけでもなさそうだ。店の案内にはAVのパッケージ写真が使われていた。

 彼女は19日に広島入りし、「お好み焼きを食べた」と写メ日記なるものに記事を書いていた。21日には「受付終了」とあったので予約はいっぱい入ったようだ(20日は見てないのでわからない)。

 そして22日、つまり今日なのであるが、彼女の存在は店のWebページからまったく消えていた。やはりAVとソープは違うのであろう。「行けばよかった」などとは思わないが、彼女の出ているAVはよく見るようになった。

 

大腸ポリープ

 十年前、便潜血検査で陽性となり、大腸内視鏡検査を受けた。そこで大腸ポリープを二個摘出した。この頃はトイレでお尻を吹いた時、紙に血が付いてたりしてたのだ。「痔か?」と思い恐怖におののいたものの、病院には行かなかった。大腸ポリープを取ったら、それもなくなった。

 その時の大腸ポリープが小さかったこともあり、便潜血検査を続けていればよい、という話を先生から聞いた。つまり「X年後に大腸内視鏡検査が必要だ」みたいな話はなかったのである。その代わり血液の数値が悪いので、そっちの方がはるかに心配だ、と忠告された。

 その後、私はいろいろあって血液サラサラの薬を飲むようになった。

 私の父方の祖母は大腸がんで死に、父とその兄弟六人のうち三人が大腸がんである。末っ子の叔父が大腸がんの手術を受けたり、何と私の母まで便潜血検査で陽性になったりしたため、私は恐る恐る自分も大腸内視鏡検査を受けてみる気になった。前回から十年経つが、その間便潜血検査が陽性になったことはない。

 歳のせいか、この十年ってあっという間だったなあ。「あれからもう十年?」という感じである。まあ、そんなことはいいとして、結論として大腸ポリープが三個見つかった。ただし、血液サラサラの薬を飲んでいる関係上、今回は検査だけで切除はしない。切除するなら総合病院を紹介するが、この大きさならすぐにどうこうするレベルではない、と言われ、下剤で苦しい思いをしたばかりの私は、今回はいいです、と断った。

 私は当分、大腸ポリープと共に過ごすことになる。

 教訓として言いたいこと。1)便潜血検査は陰性でも大腸ポリープは見つかることがある。2)大腸ポリープは切除を勧められるが、実は焦らなくていい場合もある。

 でも、これは今回の私に限ってのことだがら、鵜呑みにしないようにしてください。